バナナフィッシュにうってつけの日

J・D・サリンジャー著の短編集ナインストーリーズの最初の話になる。シーモアが自ら命を絶ってしまう日を書いている作品であり、この話だけではその理由については分からないままとなっている。架空の魚であるバナナフィッシュだったり、エレベータの中の会話や夫人の母親の態度などから相当精神的に不安のある状態であることは分かる。短編なのでちょこちょこ読むのに都合がよいです。

ナイン・ストーリーズ (新潮文庫)

ナイン・ストーリーズ (新潮文庫)